盗難手口 CANインベーダーとは

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盗難手口 CANインベーダーとは

▼詳細
CANインベーダーとは、車のコンピュータネットワークに不正アクセスし、エンジン始動やドアロック解除などの操作を可能にする手口です。

従来の盗難手法とは異なり、鍵を壊したり窓ガラスを割ったりするような目立った痕跡を残さないため、被害者が盗難に気付かないケースも多く存在します。

近年、自動車盗難の手口は年々巧妙化しており、従来の物理的な破壊を伴う方法から、電子機器を用いた高度な方法へと変化しているのです。

施錠された車両のエンジンルームやバンパーの中などの車両デジタル系統(CAN※)に配線を接続して直接アクセスすることでドアロック解除やエンジン始動の信号を送信して盗むという手口です。

自動車メーカーも当然、対策に乗り出していると公言していますが、当然いたちごっこで現段階ではそれでも盗まれてしまっているのが実情です。。。

※CAN(Controller Area Network)

CANインベーダーは、特殊な機器を使ってCANバスに侵入し、あたかも正規のユーザーであるかのように指示を送信します。

車のダッシュボード下などに隠されているOBD-II診断コネクタと呼ばれる接続端子から侵入したり、車外のヘッドライト裏やエンジンルームから侵入するケースもあります。

CANインベーダーの特徴
従来の盗難手法と比べて、CANインベーダーには以下のような特徴があります。

1. 高度な技術を用いる
特殊な機器と専門知識が必要なため、高度な技術を用いる盗難手法と言えます。犯人は、車の電子システムに関する知識と技術を持ち合わせており、短時間で盗難を実行することができます。

2. 痕跡を残さない
鍵を壊したり窓ガラスを割ったりするような目立った痕跡を残さないため、被害者が盗難に気付かない場合すらあるのです。

3. 静音性が高い
エンジン始動やドアロック解除などの操作を、静かに行うことができます。そのため、周囲に気付かれずに盗難を実行することができます。

4. 被害が拡大している
近年、CANインベーダーによる被害は世界中で拡大しています。日本でも近年被害件数が増加しており、今後さらに増加していくことが懸念されています。

5. 防犯対策が難しい
高度な技術を用いるため、完全な防犯対策は難しいと言われています。しかし、車両セキュリティ対策やその他対策を講じることで、被害リスクを軽減することは可能です。

6. 車両盗難以外にも使われる
CANインベーダーは、車両盗難以外にも、車の改造や不正なデータ書き換えなどにも使われる可能性があります。

このように、CANインベーダーは、高度な技術を用いた新たな車両盗難の手口であるため、従来の手口と比べて、痕跡を残さずに静かに行うことができるため、被害が拡大しています。

CANインベーダーに狙われやすい車種とは?
損害保険会社が発表したデータによると、CANインベーダーなどによる車両盗難被害で最も多かった車種は、トヨタのランドクルーザーでした。
以下に、被害台数が多い車種をランキング形式で紹介します。

1位:トヨタ ランドクルーザー
2位:レクサス LX
3位:トヨタ プリウス
4位:レクサス LS
5位:レクサス RX

これらの車種は、いずれも高級車であり、CANインベーダーによる盗難被害が比較的多い車種です。
しかし、高級車だからといって必ずしも狙われるわけではありません。近年は、比較的安価な車種でもCANインベーダーによる被害が報告されています。
高級車でなくとも、人気車種は、盗難後の売却が容易なため、盗難犯にとってターゲットになりやすいといえるのです。また、人気車種は台数が多いため、盗難が目立ちにくいという点も狙われる理由の一つと考えられます。

大人気の40系アルファード・ヴェルファイアやランドクル―ザー250、ハイエース等も間違いなく対策が必要な代表的な車種となります。

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